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校長室より

【通信】防災・避難訓練 講評

 皆さんこんにちは。校長の山本です。防災・避難訓練お疲れ様でした。本日は319名の参加で、避難完了まで10分54秒とのことでした。皆さんが避難する様子を拝見しましたが、特に履き替えが必要な大体育館入口のところが大きな混乱もなくスムーズで、概ね落ち着いて速やかに行動できたのではないかと思います。

 本日は、地震発生の後、A棟1階の生徒昇降口隣の生徒ホールから出火した想定で、この大体育館へ避難をしてもらいました。

 今年の6月に、東京都北区の滝野川第三小学校で発生した火災では、避難袋(救助袋)の使い方や、防火シャッターが閉まった後の避難経路について、日ごろの訓練を通じてしっかりと周知しておくことが重要であるということを、教訓として学びました。いざというときにパニックにならず行動するためには、事前の知識と備えが欠かせません。

 さて、本校のA棟には、3階のA34教室前の廊下に避難袋が設置されています。この避難袋は垂直式で、今回火元に設定した生徒ホールの近くに着地するように設定されているため、今日の訓練では使用しませんでした。火元に向かって降りていくことは非常に危険であり、状況に応じた経路の変更が必要でした。

 このように、実際の災害現場では「決められた経路」や「便利な設備」が常に使えるとは限りません。万が一、別の場所から出火していれば、この避難袋を使うことになりますし、延焼を防ぐために防火シャッターが閉まることもあります。大切なのは、皆さんが、学校にどんな防災設備があり、どう使うかを知っておくこと。そして、目の前の状況に合わせて「今はどのルートが一番安全か」を冷静に判断する力を常に身に付けておくということです。

 通信制で学ぶ皆さんは、学校以外の様々な場所で活動しています。今日の訓練をきっかけとして、本校の避難袋の位置を確認するだけでなく、ご自宅や職場、よく行く場所での避難経路や設備についても、今一度見直してみてください。

 「自分の命は自分で守る」、その意識を常に持ち続けてくれることを期待し、本日の講評といたします。

【単定】後期始業式 校長講話

 皆さん、こんにちは。校長の山本です。短い秋休みが明け、今日から後期がスタートします。今日こうして皆さんの顔を見ることができたことを、大変嬉しく思います。

 さて、今日から後期が始まるにあたり、皆さんに一つ、問いかけをしたいと思います。「皆さんは、2040年の世界がどうなっているか、想像したことはありますか?」今からおよそ14年後の未来です。

 今年の2月に文部科学省が発表した『高校教育改革に関する基本方針(グランドデザイン)』という資料があります。これからの高校の在り方を示したものです。この資料は、「2040年の未来を担うみなさんへ」という、高校生に向けた熱いメッセージから始まっています。そこには、次のように書かれています。

 「2040年、世界は、今からは想像もできないものになっているでしょう。どのような世界であっても、社会の一員として持てる力を発揮し、2040年を動かしていく―その主役がみなさんです」

 そしてこの文章は「心惹かれることに打ち込み、夢や希望を持って様々なことに挑戦し、自分自身の理想を追い求め、多くの仲間と協力し、日本や世界の未来をつくっていくことを願っています」と結ばれています。

 私はこのことばを読んだとき、真っ先に、本校の単位制による定時制の課程で学ぶ皆さんの顔が思い浮かびました。

 本校には、年齢も、これまでの経験も、生活環境も異なる、本当に多様な生徒が集まっています。背景は様々です。皆さんは、自分自身で学びの計画を立て、時間割をつくり、それぞれのペースで目標に向かって歩みを進めています。私は、自らの意志で学びを選択し、歩み続けている皆さんのその姿勢こそが、これからの「正解のない時代」を切り拓く力そのものだと思っています。

 先ほどの資料には、これからの時代は、AIに代替されない能力、つまり「自ら問いを立てる力」や「多様な個性や能力を生かす力」が大切になると書かれています。皆さんが日々、自分自身と向き合いながら「どう学ぶか」「どう生きるか」を考え、実践していることは、まさにこの力を養っていることに他なりません。

 また、「『得意を伸ばす』『学習内容を自己決定する』など個々の生徒の学習ニーズへの対応といった観点から改革を進める」とも書かれており、皆さんの単位制による定時制の課程が、これからの時代をすでに先取りしていると思われる記述も見られます。

 皆さんにとって大切なことは、皆さん一人ひとりが心惹かれること、自分の「好き」や「得意」を大切にしながら、自分自身の学びを深めるということです。

 今日から後期が始まります。私たち教職員は、皆さん一人ひとりの歩みを全力でサポートします。失敗を恐れず、様々なことに挑戦し、仲間と支え合いながら、それぞれのペースで着実に一歩を進めていってください。

 この後期が、皆さんにとって実り多く、自分自身の可能性をさらに広げる時間となることを心から願い、後期の始業式のことばといたします。

【単通・単定】前期卒業証書授与式 式辞

 秋の気配が次第に色濃くなり、朝夕の風に涼しさを感じるこの佳き日に、令和8年度前期 埼玉県立大宮中央高等学校 単位制による(通信・定時)制の課程の卒業式を挙行できますことは、本校関係者にとりまして大きな喜びであります。

 本日、晴れて卒業のときを迎えられた卒業生の皆さん、ご卒業おめでとうございます。また、これまで長きにわたり、お子様を温かく見守り、支えてこられたご家族の皆様に、心よりお祝いを申し上げます。

 皆さんは今日に至るまで、本校の単位制というシステムの中で学び、卒業に必要な単位の修得を積み重ねてきました。この晴れの門出にあたり、皆さんがこれまで継続した努力に対し、心から敬意を表します。

 皆さんの学びは、決して誰かに言われた、受け身のものではありませんでした。このたびの「卒業」は、自らの意思で学ぶことを決意し、自ら立てた計画に基づいて、弛まぬ学びを継続したことによって得た、大変素晴らしい成果です。

 高校を卒業した後、皆さんは一人の大人として自立して生きていくことになりますが、ここで、皆さんのこれまでの高校生活を振り返っていただきたいと思います。皆さんは、自ら課題を設定し、自ら必要な情報を集め、ときには他者と協力して課題の解決に取り組んできたのではないかと思います。それこそがまさに、本校単位制の学びそのものであり、これからの社会で最も必要とされる力に他なりません。本校で身に付けたその力に自信をもって、社会への一歩を力強く踏み出してほしいと願っています。

 さて、本校を巣立ち、新たな世界へと羽ばたく皆さんに、私から一つ、餞のことばを贈りたいと思います。それは、「自分以外の力を味方につける」という発想をもってもらいたい、ということです。

 社会に出て生きていく上で、自分自身が一生懸命に努力し、頑張ることは当然のことです。高校卒業後、皆さんはそれぞれの道を進み、いずれは何らかの職業に就くことと思います。その際、自分の担当する仕事を全力で頑張ることは社会人としての基本ですが、それと同時に「自分以外の力を味方につける」という視点を持つことが大切なのではないかと思います。

 仕事の場面を想像してみてください。自分が頑張ることは当然ですが、同僚に手伝ってもらう、上席に力を発揮してもらう、あるいは後輩にも頑張ってもらう。このようにチームで仕事をすることで、一人では乗り越えられないような課題の解決も、よりスムーズに進むようになります。そして「自分以外の力を味方につける」ためには、まず何より、自分自身も自分以外の人の力になってあげることを常に考える姿勢が不可欠です。

 この「自分以外の力を味方につける」という発想は、職場だけでなく、家庭生活においても重要です。

 例えば「介護」はどうでしょうか。長い人生の中では、家族の中で具合の悪くなる人が出ることもあるでしょう。もし、あなたの他に家族の面倒を見ることができる人が誰もいなかったとしたらどうでしょうか。一人ですべてを抱え込んでしまえば、立ち行かなくなってしまいます。そんなときのために、私たちの社会には「介護保険」という制度があります。地域包括支援センターなどの窓口に相談し、「自分以外の力」を味方につけて、社会全体で家族の介護に取り組む体制をつくることが求められています。

 また、生活の基盤となる「収入」についても同様です。もらった給料の範囲内で無理なく暮らすことはもちろん重要ですが、ここでも「自分以外の力を味方につける」ことを考えてみてください。皆さんが働いて得た給料、つまりお金そのものに働いてもらうことができれば、生活するのに必要な収入を得るという大きな課題を、自分一人で抱え込まなくてもよくなるのではないかと思います。

 ここで大切なことは、介護保険の活用であれ、お金に働いてもらうことであれ、「詳しいことは自分でしっかり調べて理解する」ということです。この、自分が「理解する」という最も重要な部分を他人に任せてしまうと、自分の思いとは異なった結果となってしまうこともありますので、注意が必要です。

 高校卒業に必要な単位を、自分で考えて計画的に取得してきた皆さんなら、きっと大丈夫です。自信をもって取り組んでください。皆さんの人生の主人公は、あくまで皆さん自身です。「自分が理解してから行動する」。このことだけは、決してほかの人に安易に委ねることがないよう、くれぐれも注意してください。

 これから始まる長い人生の旅路において、皆さんには、皆さんのペースで、ゆっくりと、楽しみながら、幸せになってほしいと心から願っています。

 保護者の皆様、本日は誠におめでとうございます。お子様の卒業は、皆様の支えがあってこそ実現したものです。長きにわたり、お子様を温かく見守り、励まし、支えてこられたご苦労に対し、心から敬意を表します。この場をお借りして、本校の教育活動にご理解ご協力を賜りましたことに深く感謝申し上げます。

 名残は尽きませんが、いよいよ旅立ちのときです。皆さんのこれからの人生が、健康で、喜びに満ちた、輝かしいものとなることを祈念いたしまして、式辞といたします。

【単定】前期終業式 校長講話

 皆さん、おはようございます。校長の山本です。今日で令和8年度の前期が終わります。9月も下旬となり、少しずつ秋の気配を感じる季節となりました。この半年間、皆さんは、それぞれの目標に向かって、よく努力してくれたことと思います。

 さて、前期の単位取得状況はいかがでしたでしょうか。自ら立てた計画通りに進めることができた方も多かったのではないかと思います。

 皆さんの「単位制による定時制の課程」は、県内の公立高校でも唯一の特色を持った課程です。同じ時間帯に数多くの講座が開講されており、どの授業も比較的少人数で行われています。何より大きな特徴は、皆さんが自分自身で時間割を作成し、学校に来る時間もそれぞれ異なるということです。

 この「学びたいときに学ぶことができる」という環境は、皆さんに大きな自由を与えてくれますが、同時に「自分を律する」という責任も伴います。周りの誰かに合わせるのではなく、自分が立てた計画をもとに、自分のペースで一歩一歩着実に勉強を進めていくことが何よりも重要となります。

 前期に計画通りに順調に進んだ人は、ぜひその調子で自信を持って進んでください。少し遅れてしまった、計画通りにいかなかったという人も、決して焦る必要はありません。この節目を機に、後期に向けてもう一度自分のペースを見つめ直し、無理のない計画を立て直してみてほしいと思います。

 ところで、話は大きく変わりますが、私は4月の前期の始業式で、皆さんに「ぜひ図書館を活用してください」とお話ししました。この半年間、皆さんは図書館に足を運んでみたでしょうか。皆さんは、校内の図書館に加えて、すぐ隣にある大宮西部図書館も利用できるという、二つの図書館が使える非常に贅沢な環境にあります。私は元々国語の教員だったので、皆さんにはこうした恵まれた環境を存分に生かし、たくさんの活字や知識に触れてほしいと思っています。

 今年の7月末、ドラマや映画化された「ガリレオ」シリーズなど、数多くの名作を生み出した作家の東野圭吾さんがお亡くなりになったという、大変残念なニュースがありました。私は夏休みの間、追悼の意も込めて、東野さんの作品を、本校の図書館で借りて、じっくりと読み返してみました。

 読書もまた、本校の学びと同じように「自分のペース」で進めることができる素晴らしい時間です。優れた物語は、いつ読んでも新しい発見があり、私たちの想像力を広げ、心を豊かにしてくれます。時には立ち止まって本を開くことで、自分自身の人生の計画や、これからの歩み方についてのヒントが見つかるかもしれません。

 秋季休業を挟んで、来月から後期が始まります。また新たな時間割での日々がスタートします。それぞれの目標に向かって自分のペースを大切にしながら、ときには図書館に足を運び、素晴らしい本との出会いも楽しんでみてください。皆さんの後期の学校生活が、さらに充実したものになることを期待しています。

【単定】前期全校集会 校長講話

 皆さんこんにちは。校長の山本です。

 先週の金曜日、大宮ソニックシティで「合同企業説明会」が行われました。参加された方もいらっしゃることと思います。ここで、複数の企業の説明を聞いて、皆さんの意中の企業の会社訪問を行うことで、就職活動が進んでいきます。

 皆さんの中には、本校卒業後は、大学や専門学校などへ進学することを考えている方もいると思いますが、いずれは何らかの職業に就くことになると思います。よい意味で、「まだ何者でもない」皆さんが、将来どのような分野の仕事に就こうか考えるプロセスは、とても楽しいのではないかと思います。

 さて、サッカーのワールドカップもいよいよ終盤を迎えています。今月19日(日)までということです。残念ながら、日本は決勝トーナメント1回戦で敗れてしまいましたが、様々なメディアで観戦しながら、応援していた方も多いのではないかと思います。テレビの中継では、NHKや一部の民放に出演されていた、元サッカー日本代表の本田圭佑さんの解説が話題となりました。

 その本田さんですが、2023年3月の近畿大学の卒業式でゲストスピーチを務め、次のように述べています。皆さんが本校卒業後の進路を考える上で、とても重要なものの見方だと思いますので、紹介させていただきます。

 夢を叶えるために必要なことは「環境にこだわれ」ということ。成果が出ない人は環境にこだわっていない。環境にこだわらないで、めちゃくちゃ頑張っている。サッカーで言えば、レベルの高いいい環境で毎日練習することで、いい習慣が当たり前になる。

 皆さんは、皆さんの意志で本校を選んで、「高校卒業」という目標に向けて全力で頑張っているのではないかと思います。本校を卒業した後も、本校という「環境」を選んでくれたときと同じように、ぜひ、皆さんにとって「いい習慣が当たり前になる」ような、すばらしい「環境」を選んでほしいと思います。

 企業もそうですが、大学や専門学校を選ぶときも、ぜひ、実際に皆さんが通うことになる校舎に足を運んでみてください。皆さんの「五感」で感じて、心の底から「行きたい」と思えるところが、皆さんにとってのもっともよい「環境」である可能性が高いのではないかと思います。実際に校舎に足を運ぶには、夏休みの期間がチャンスです。ぜひ出かけて行って、皆さんの確かな「審美眼」で、確かめてほしいと思います。

 今年もさらに暑くなることが予想されます。「健康第一」で、楽しい夏休みを過ごしてください。以上で校長講話を終わります。

【通信】第35回体育的行事 開会式 校長挨拶

 おはようございます。校長の山本です。本日は、本校通信制の課程の体育的行事にご参加いただきありがとうございます。ふだんは東部、西部、北部、秩父の協力校で行われているスクーリングに出席している皆さんも参加されていることと思います。

 本日の体育的行事は、「The! たいいく祭!」のスローガンのもと、スポーツを通して生徒同士や教職員との交流を深め、運動することの喜びを味わうことを目的として実施されるものです。

 準備体操である「ラジオ体操」・レク「紅白ゲーム」、障害物リレー、大玉転がしリレー、二人三脚リレー、玉入れ、大縄跳び、綱引きと、7つの競技を用意しています。本日の体育的行事を契機に、皆さん同士の絆を大いに深めていただければと思います。

 また本日は、本校通信制の課程の同窓会である「信友会」の皆様にもご参加いただいております。日ごろ大変お世話になっております。本日はどうぞよろしくお願いします。

 今日の主役は一人ひとりの皆さんです。この体育的行事は、特別活動6時間分の出席となります。今日は30度まで気温が上昇する予報になっています。水分を適宜補給するとともに、熱中症や怪我には十分注意して、最後まで楽しんでいただければと思います。それでは頑張りましょう。よろしくお願いします。

【通信】生徒、保護者のみなさんへ(『つうしん』6月号№955)

 校長の山本康義です。本校2年目となりました。よろしくお願いします。

 4月6日(月)・7日(火)の2日間にわたり、通信制の課程の入学式を行いました。順次生427名の入学を許可しました。入学式では振興会会長の紺野様から、「通信制で培う『自ら学ぶ力』は、これからの社会を生きていく上で、かけがえのない財産になる」と、生徒たちの将来を見据えた、温かく心のこもったご祝辞をいただくことができました。

 なお、転入学等による入学者は509名となっており、今年度はあわせて936名の生徒を新たに受け入れてのスタートとなります。在校生もあわせた今年度当初の受講生は2,462名となっており、昨年度とほぼ同じ水準となっております。

 さて、入学式では、本校の目指す学校像「多様な学習システムにより、生徒の可能性を伸ばすとともに、他者を尊重する精神を養い、主体的に行動できる生徒の育成を目指す」を踏まえ、入学にあたって「三つのこと」を話しました。年度のはじめにあたり、改めて皆さんと共有したいと思います。

 一つ目は、「自分のペースで学んでほしい」ということです。本校の特色の一つは、決められた枠組みに自分を合わせるのではなく、自分の生活スタイルや目標に合わせて学びを組み立てることができるという点にあります。誰かの歩幅に合わせるのではなく、自分自身のペースで、一歩ずつ「高校卒業」という大きな目標に向かって歩みを進めてほしいと話しました。

 二つ目は、「他者を尊重する態度を身につけてほしい」ということです。本校には「他人に迷惑をかけない」という、代々の生徒に引き継がれているよき伝統があります。大宮中央高校の生徒であるという自覚と誇りをもち、礼節をわきまえた生活を送ってほしいと話しました。

 三つ目は、「『決意・計画・継続』を実践し、主体的に行動できる力を身につけてほしい」ということです。最も難しいのは「継続」であり、継続するためには「技術」が必要です。そこで、『継続する技術』の著者である戸田大介氏が提唱している「習慣3原則」を紹介しました。

 原則1は「すごく目標を下げる」です。最初から高い目標を掲げず、まずは「5分だけ」机に向かうことから始めるとよいということです。

 原則2は「動けるときに思い出す」です。お風呂の前後や通学中など、自分が行動しやすいタイミングを見つけることが重要であるということです。

 原則3は「例外を設けない」です。忙しい日でも「ほんの少しだけやる」など、代わりの行動をすることで続きやすくなるということです。

 入学式の式辞の概要は以上です。新しい1年が始まりました。皆さんの夢の実現に向け、全力でサポートしてまいります。どうぞよろしくお願いします。

【単定】後援会総会 校長挨拶

 皆さんこんにちは。校長の山本でございます。本校2年目となります。本日は後援会総会の開催、誠におめでとうございます。

 今年度の本校でございますが、管理職は副校長、教頭、担当部長、課長とも継続となります。教職員のほうは、事務職員も含めまして、7名の新たな職員を迎えております。今年度もどうぞよろしくお願いします。

 さて、令和8年度前期は、新たに122名の新入生を迎えることができました。生徒総数394名でのスタートとなります。

 生徒の近況でございますが、5月13日に熊谷で行われた陸上競技の高校総体県予選において、本校単定の生徒が男子棒高跳びで6位に入り、6月に茨城県で行われる北関東大会に出場することになりました。定時制・通信制の大会ではない大会ですので、県内の参加校数や参加人数を考えると、実に素晴らしい成果であると思います。北関東大会での健闘を期待したいと思います。

 後援会の皆様には、生徒の諸活動へのご支援など、今年度も大変お世話になります。本日の総会が盛会となりますことをご祈念申し上げ、校長のあいさつに代えさせていただきます。

 それでは、本日はどうぞよろしくお願いいたします。

【単通】「好きなこと」を仕事にするために(『単通ネットワーク』№171)

 校長の山本です。2年目となりました。新しい学期が始まりましたが、皆さんはどのような気持ちで日々を過ごしているでしょうか。

 本校で学ぶ皆さんの当面の大きな目標は、「高校卒業」という資格を得ることだと思います。皆さんの多くはその先にある皆さんの人生、つまり「卒業後の自分」をしっかりと見据えていることと思います。皆さんもいつか必ず社会へと踏み出し、何らかの職業に就くことになります。人生の多くの時間を費やすことになる「仕事」について、自らの経験も踏まえ、メッセージを送りたいと思います。

 アップルの共同創業者の一人であった故スティーブ・ジョブズ氏は、「やりがいを感じるただ一つの方法は、好きなことを仕事にすることだ」という趣旨のことを語っています。自分の情熱を傾けられるものを仕事にできれば、これほど幸せなことはありません。しかし、いざ「自分の好きなことは何か」と自問してみると、それに明確に答えるのは意外と難しいのではないかと思います。

 私は大学生のころ、4年間ずっと弁論を扱うサークルで活動し、将来はマスコミに進みたいと強く願っていました。大学3年生の冬からはマスコミ専門の作文塾にも通い、夢の実現に向けて必死に準備を重ねました。

 ところが、大学4年生の夏、第一志望であった某放送局の採用試験に不合格となってしまいました。私の周りにはあえて留年し、翌年の試験に捲土重来を期す仲間もいましたが、不合格という現実に直面したとき、あれほど熱望していたはずのマスコミの世界に対して、全く未練を感じていない自分がいることに気付きました。

 それ以降、それまで併願として考えていた教職という仕事の魅力に、ようやく気付き始めました。実際に教員の世界に足を踏み入れてみると、教職は「天職」でした。もし第一志望の放送局に合格していたら、私は自分にとっての本当の「天職」に気付くことはなかったかもしれません。

 この経験を振り返って思うのは、「自分が本当に好きなこと」や「自分に向いていること」は、最初からわかっているわけではないということです。様々な経験をし、成長していく過程で、初めて気づくことがあります。

 今の時点で「好きなこと」がわからなくても、焦る必要はありません。まずは、目の前にあるレポートやスクーリング、日々の学びに全力で集中してみてください。一生懸命に取り組んだ結果、自らが成長したその先に、ふと姿を現す「好きなこと」や「やりたいこと」があるはずです。そのときの、自分の心の奥底から湧き上がる「好き」という気持ちを、何よりも大切にしてほしいと思います。

 新しい学期が始まりました。一緒に頑張りましょう。皆さんの「成長」を楽しみにしています。

【通信】『信友会だより』第77号 校長挨拶

 信友会の皆様には、日ごろより本校教育活動にご支援・ご協力を賜り、厚くお礼申し上げます。

 令和8年度当初人事異動では、通信制の課程に13名の教職員が新たに着任しました。また、管理職では伊藤教頭が着任しました。

 さて、通信制の課程の歴史は、昭和23年3月の埼玉県立浦和中学校通信教育部設置から始まっており、昭和38年の埼玉県立浦和通信制高等学校としての独立発足から今年で63周年を迎えます。昭和62年の校名の改称を経て、現在に至っております。

 通信制の課程は、「学びたい」という生徒の思いを大切に、これまで多くの卒業生を社会に送り出してきました。卒業者数の累計は2万人を突破しております。

 今年の入学式では、順次生427名の入学を許可しました。当日は、振興会会長の紺野様から、「通信制で培う『自ら学ぶ力』は、これからの社会を生きていく上で、かけがえのない財産になる」と、生徒たちの将来を見据えた、温かいご祝辞をいただきました。

 なお、今年度は転入学等による入学者も509名おりますので、あわせて936名の生徒を新たに受け入れてのスタートとなります。在校生もあわせた受講生数は2,462名となっており、昨年度とほぼ同じ水準となっております。

 最新の調査では、全国の高校生の10人に1人は通信制の高校に通っているということです。今年の県議会2月定例会でも通信制の課程に係る質疑が行われました。県民の注目度も高くなっております。A棟の空調設備のある普通教室は7教室、280名の定員で、教室不足が深刻となっております。設置者に働きかけ、空調設置を含めた環境改善につきましても、引き続き尽力してまいります。

 信友会の皆様におかれましては、生徒の諸活動の支援など、これからも大変お世話になりますが、どうぞよろしくお願いいたします。